概要
With AIで質問を続けていると、思考内容に「ツール使用回数が上限に近づいています(残り〇回)」というメッセージが表示されることがあります。
これはWith AIの内部処理における1セッションあたりのツール呼び出し回数制限に関する通知です。エラーではなく、制限に近づいていることを知らせる警告メッセージです。
なぜこのメッセージが表示されるのか
With AIの内部動作
With AIは1つの質問に回答するために、内部で複数の「ツール」を連鎖的に呼び出しています。
| 内部ツールの例 | 役割 |
|---|---|
| クエリ生成 | 自然言語の質問を検索トークンに変換する |
| データ取得 | データソースからデータを取得する |
| チャート生成 | 取得したデータを可視化する |
| フィルタ適用 | 条件に基づいてデータを絞り込む |
| フォローアップ解釈 | 前の質問の文脈を踏まえて次の質問を解釈する |
1回の質問でも複数のツールが呼び出されるため、会話が長くなるほどツール使用回数が累積していきます。
制限が設けられている理由
- システムリソースの保護: AIモデルの処理能力とコンピューティングリソースを適切に配分するため
- 応答品質の維持: 会話が長くなりすぎるとコンテキスト(文脈)が膨大になり、回答精度が低下する可能性があるため
- コスト管理: AI処理にはクラウドリソースのコストが発生するため、1セッションあたりの使用量に上限を設定している
どのような場合に発生しやすいか
- 1つの会話セッション内で多数のフォローアップ質問を続けた場合
- 複雑な質問(複数の条件やフィルタを含む質問)を連続して行った場合
- With AIが回答を生成するために複数回の試行を行った場合
- コネクタ(外部ツール)を使用した分析を行った場合
対処方法
1. 新しい会話を開始する(推奨)
最も簡単な対処法です。新しい会話セッションを開始すると、ツール使用回数のカウントはリセットされます。
ヒント: 分析のテーマが変わるタイミングで新しい会話を開始する習慣をつけると、この制限に達しにくくなります。
2. 質問を簡潔にまとめる
1つの質問に複数の要素を詰め込むと、With AIが内部で多くのツールを呼び出す原因になります。
| 避けたい例 | 推奨する例 |
|---|---|
| 「先月のEC売上と実店舗売上を比較して、カテゴリ別に分けて、前年比も出して」 | まず「先月のEC売上と実店舗売上を比較」→ 次に「カテゴリ別に分けて」→ 必要なら「前年比も見せて」 |
3. 分析の目的ごとに会話を分ける
1つの会話で異なるテーマの分析を行うと、ツール使用回数を早く消費します。テーマごとに会話を分けることを推奨します。
- 売上分析 → 会話A
- 会員分析 → 会話B
- 商品分析 → 会話C
よくある質問
| 質問 | 回答 |
|---|---|
| 上限に達するとどうなりますか? | そのセッション内ではWith AIが新しい質問に回答できなくなります。新しい会話を開始すれば再び利用可能です。 |
| 過去の会話履歴は消えますか? | いいえ。新しい会話を開始しても、過去の会話履歴はChat Historyから確認できます。 |
| このメッセージが出ても回答は正確ですか? | はい。メッセージは警告であり、表示された回答の正確性には影響しません。 |